はじめに:タロットカードは「危ない」の?
「タロットカードって危ないって聞いたけど本当?」
「占いをすると悪いことを引き寄せるって噂もあるけど…」
こうした不安を抱く人は少なくありません。
確かに、タロットカードは神秘的な力を感じさせるツールであり、「霊的」「スピリチュアル」といった言葉とともに語られることが多いものです。
しかし結論から言うと、タロットカード自体に危険な力はありません。
危険と感じるのは、扱い方や心の向き合い方に原因があることがほとんどです。
この記事では、「タロットカードが危ないと言われる理由」や「安全に使うための心構え」を、スピリチュアルかつ現実的な視点から詳しく解説します。
そもそもタロットカードとは?
タロットカードは、78枚の絵柄で構成されるカード占いのツールです。
「大アルカナ」22枚、「小アルカナ」56枚から成り、それぞれに深い象徴的意味が込められています。
タロットは、未来を“断定”するものではなく、潜在意識やエネルギーの流れを読み解く道具。
つまり、占いというよりも“自分の心を映す鏡”に近い存在なのです。
タロットカードが「危ない」と言われる理由
1. ネガティブな暗示にとらわれてしまう
タロットには「死神」「塔」「悪魔」といった、一見不吉に感じるカードが存在します。
これを文字通りに「悪い予兆」と受け止めてしまうと、心理的に不安を呼び込み、思い込みの力で現実を引き寄せてしまうことがあります。
スピリチュアルの世界では「意識の波動が現実を作る」と考えられており、
「悪い結果を怖がる=低い波動に合わせてしまう」ことが“危険”とされる理由のひとつです。
2. 占いに依存してしまう
「今日はうまくいくかな?」「相手の気持ちはどうだろう?」
不安になるたびにタロットを引いてしまう人もいます。
これは一種の「占い依存」であり、スピリチュアル的には自分の直感や魂の声を信じられなくなる状態です。
タロットはあくまで“補助ツール”であり、あなたの人生の舵を握るのはあなた自身です。
3. ネガティブエネルギーを呼び込む扱い方をしている
タロットは“エネルギーを映す鏡”です。
占う人の波動が乱れていたり、負の感情が強い状態でカードを扱うと、
そのエネルギーがカードに残り、不安定な結果や誤解を生むことがあります。
- 部屋が散らかっている
- 疲れているのに無理に占う
- 怒り・嫉妬などの感情を抱えたまま占う
こうした状態でタロットを扱うと、的中率が下がるだけでなく「カードが怖い」と感じる原因になります。
実は危なくない!タロットカードが本来持つスピリチュアルな役割
1. 潜在意識を映す鏡
タロットは「未来を決める道具」ではなく、「今の心を映す鏡」です。
引いたカードは偶然ではなく、あなたの無意識が“必要なメッセージ”を引き寄せています。
つまり、タロットを通して自分の心の声を聞くことができるのです。
2. 宇宙のエネルギーを整えるツール
スピリチュアル的には、タロットカードは宇宙エネルギーの象徴とも言われます。
カードを引くことで、自分と宇宙の波動を調和させることができるとも考えられています。
正しく扱えば、タロットは危険どころか、心の浄化と気づきをもたらす神聖なツールなのです。
タロットカードを安全に扱うためのスピリチュアルルール
1. カードは“敬意を持って”扱う
タロットカードは、あなたの意識と宇宙をつなぐ神聖な媒体。
占いをする前には、手を清めたり、深呼吸をして心を落ち着けましょう。
使用後は布に包む、専用のポーチに入れるなど、丁寧に保管することが大切です。
2. ネガティブな感情のまま占わない
怒り・不安・嫉妬などの感情を抱いたままカードを触ると、
その波動がカードに移ってしまい、結果がブレることがあります。
心を整え、「答えを受け取る準備ができた時」に占うのが理想です。
3. 自分の直感を信じる
タロットの真髄は「直感」です。
カードの意味を暗記することよりも、「自分が何を感じたか」を大切にすることで、
本当のメッセージを受け取ることができます。
タロットが“本当に危ない”ケースとは?
スピリチュアルな観点で「危険」とされるのは、以下のようなケースです。
- 誰かを呪う、コントロールする目的で占う
- 他人を操作したり、不安を煽るために使う
- 黒魔術・オカルト儀式の一環として扱う
タロットは本来「光のエネルギー」を持つツールですが、
意図がネガティブな方向に向くと、そのエネルギーも歪んでしまうのです。
大切なのは、どんな意図でカードを使うか。
「愛」「癒し」「導き」のために使う限り、危険はありません。
タロットを安全に楽しむための3つのポイント
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| ① 心身を整える | 占う前に深呼吸をし、心を穏やかにする |
| ② 空間を浄化する | セージやお香で部屋を清め、エネルギーを整える |
| ③ 感謝の気持ちを持つ | 占いが終わったら「ありがとう」とカードに伝える |
この3つを意識するだけで、タロットカードの波動が安定し、
“危ない”どころかポジティブな導きを得られるツールへと変わります。
まとめ:危ないのはカードではなく、使う人の心の状態
タロットカードは本来、あなたを傷つけるものではなく、導いてくれる存在です。
「危ない」と感じるとき、それはカードのせいではなく、自分の心が不安定になっているサインかもしれません。
スピリチュアルな視点から見れば、タロットは「恐れを見つめ、愛と調和へ戻るためのツール」。
敬意と感謝をもって接すれば、カードはあなたに優しいメッセージを届けてくれます。
